フロンレス・排熱レス
ブラザー独自の2段階冷却技術により、コンプレッサーも冷媒も不要となり、排熱レスとフロンレスを実現。地球環境への負荷低減に貢献します。フロン排出抑制法※2 で定められた日常点検や冷媒廃棄にかかる費用が不要。コスト面でも大きなメリットを提供します。
※1 本製品から出る排気の乾球温度が外気温以下となることを意味しています。
※2 改正フロン排出抑制法(2020.4.1日施行)により、フロン類が使われている機器の廃棄等に関する規制が強化されました。
電動フォークリフトの稼働
時間の影響が
極めて少ない、
高い省エネ性を実現
コンプレッサーを用いない冷却方式で、消費電力60W※3を実現。電動フォークリフトの稼働時間への影響をほとんど気にすることなく※4ご使用できます。
※3 12V版〈ZEA430101〉は(通常モード)29W/(パワフルモード)65W
※4 48V/400Ah (19.2kWh)のバッテリー容量を持つ1.5t車において本製品を8時間連続使用した場合の電力使用量はバッテリー容量の2.5%に相当します。
強い衝撃・振動耐性を実現
フォークリフト運転時の強い振動や衝撃に耐えるため、JIS規格準拠を目指し開発。これまでの製品開発で培った解析技術を駆使し、衝撃・振動耐性を実現しました。
JIS C 60068-2-27(環境試験方法)、JIS D 1601(自動車部品振動試験方法)に準拠した衝撃・振動耐性を実現
導入事例
トヨタ自動車高岡工場
フォークリフトのドライバーにとって
作業中の暑さ対策は長年の課題でした。
トヨタ自動車高岡工場では約300台のフォークリフトが日々稼働しています。
トヨタ自動車様の求めるニーズに対しブラザーグループが
フォークリフト用フロンレススポットクーラーとして開発しました。
「協業」という形で一緒に開発
これまで別製品のスポットエアコンやシートクーラーの搭載を試みましたが、消費電力が高く、我々のもう一つの取り組みである、2050年 CO2排出ゼロの実現に向けて相反する状況でした。何か良い方法は無いかと悩んでいる中で、ブラザーさんのPureDrive を知りました。お話を聞く中で、使用者のことを第一に考えて製品を作り出す、ブラザーさんであれば、我々の課題である暑熱対策と省エネ対策を両立させるフォークリフトに一番適したクーラーを製作できるのではと考え、「協業」という形で一緒に開発に取り組まさせて頂きました。
トヨタ自動車株式会社 プラント・環境生技部 工場計画室 技術1グループ主任 細野 賢人様 (※役職は取材時) |
理想的なサイズを実現してもらいました。
PureDrive-FLが完成し、とても快適に作業が出来ています。私は、開発当初の試作機から検証に携わらせていただきました。特に小型化について様々な意見を交わしながら試行錯誤を繰り返し、理想的なサイズを実現してもらいました。今までは作業服などで暑さを軽減しておりましたが、アスファルトの照り返しなどで体感温度を下げる事が困難でした。これからはスポットクーラーを用いることで多くの作業者が暑さに悩むことなく作業できる事に期待しています!
トヨタ自動車株式会社 高岡工場 車体部 品質物流課 担当者様(取材時) |