導入されたお客様の声｜スポットクーラー

導入されたお客様の声 vol.1

株式会社幸兵衛窯代表取締役社長: 加藤亮太郎様; 導入機種： ZEA186101（首振りタイプ）

Q.日本一暑いと言われる多治見で、 作業をする上での課題はありますか？: 　毎年夏になると全国ニュースにも取り上げられるほど、暑さで有名になってしまった（笑）多治見ですが、美濃焼の産地であり、陶器やタイルなど、多くの窯があります。その中で、幸兵衛窯は昔ながらの職人による絵付けを行っています。熟練の職人たちによる作業は、極めて繊細で、幸兵衛窯の商品の真髄を担っています。集中力が必要な作業ですが、真夏にはどうしても暑さで集中力が途切れ、時に汗が流れ落ち、作業効率そのものが落ちてしまいます。そのため休憩時間を長めにとるなど工夫していましたが、昨今の猛暑で、ますます作業環境が厳しいものになっています。天井が高く、広い作業場で、しかも隣接するガス窯からの熱気がこもるため、エアコンを設置することもできません。

Q.Pure Driveの導入後、 どのような変化がありましたか？: 　これまでも、スポットクーラーの導入を考えたことはありましたが、この作業場の場合、排熱が出ると設置は難しいと諦めていました。しかし、このPure Driveは排熱がないので、熱気がこもることがありません。また、絵付けに必要な絵の具は冷気で乾燥してしまいます。そのため作業員に直接冷気が当たるようなものは使えないのですが、Pure Driveは首振り機能により冷気を作業場全体に循環させてくれるので、乾燥の心配もありません。涼しい風がやさしく循環している感じです。また排熱を逃すためのダクトもドレンも不要なため、必要な場所に自由に移動できるのもとても便利です。例年より暑さが和らぎ、集中できるので、作業が捗るという声も多くの職人から届いています。

Q.Pure Driveを、今後どのように 活用していきたいと考えていますか？: 　運転のオンオフも、冷気の吹き出し口や角度なども、職人たちに任せて自由に使ってもらっています。職人たちが工夫して、作業しやすいように考えているようです。多治見には多くの窯元がありますが、どこもほぼ同じような環境で作業をしています。ぜひPure Driveを勧めたいですね。また複数のタイル工場の中には、フルオートメーションの最新鋭の所もありますが、年中窯に火を入れていますので、その側で仕事をしている作業員は暑さと闘っています。こうした工場にもぜひ導入を勧めたいと思っています。
　窯元というのは、人ありきの産業です。特に当社のような昔ながらの技法を伝承しているところは、職人がすべてと言っても過言ではありません。職人を育てるのに何年もかかりますし、長く働いてもらえることが、次世代への継承という意味でもとても大切です。そんな中、作業環境が原因で有能な職人が去ってしまうことは、業界全体で見ても大きな損失だと思うのです。作業環境の整備は急務です。このPure Driveが、暑さという大きな問題を解決してくれると期待しています。

使用事例

職人の繊細な技を支えるのは、快適な職場環境
人にも環境にもやさしい、涼空間を実現

ダクトもドレンも不要！
欲しい場所ですぐにON！

水の気化熱を利用して外気を冷却するため、排熱が放出されず、ダクトが不要です。また排水もないためドレンも不要。設置工事が要らないので、自由に移動できるのも大きな特徴です。さらに首振り機能を活かすことで、作業場全体に冷風を送り、快適な環境づくりに役立っています。幸兵衛窯では、すでにある扇風機も併用することで、より効率よく冷気を循環させています。

特に窯を焚いている時に違いが
集中力が格段にアップ！

「真夏の作業は過酷です。頭がボーッとしてしまいます。Pure Driveが入ってから集中できるようになり、効率も上がりました」と、20年以上絵付け職人として働く女性。特にガス窯に火が入っている時に、違いを感じているとか。繊細な作業だけに、いかに集中できるかが重要。「状況に応じて置く場所や風量を変えることもできるので、より快適な空間になるよう工夫しています」。

伝統文化の継承にも
地球環境保持にも一役を担う

200年以上の歴史を刻む幸兵衛窯。今なお穴窯やガス窯に火を入れ、昔ながらの技法を守りながらも、新しいことにチャレンジしています。職場環境に関しても、時代に応じて進化させる必要があると、Pure Driveを導入。伝統文化の伝承のために、作業環境の改善を実現させると同時に、フロンレスで環境にも配慮した製品は、世界が掲げるSDGsの実現にも寄与するものだと考えています。